視点を変えてみる

今まではリアルタイムフックに重点を置いてプログラミングを行おうと思っていたが,それは見方を変えると,「リアルタイムフックでないといけないアイディア」がそこにあるということだ.リアルタイムフックでないとフック漏れが起きるからだとか,そう言ったことが背景に存在しているからこそ,SSDTフックとかWindowsローダの改造などという困難なプログラミングに走ってしまうのだろう.もちろん困難なプログラミングを行えられるならそれに越したことはないが,残念ながらそんな技術が自分にはないのが現実である.

それなら逆に「アイディア」の方を変えてしまえば良いのではないだろうか?つまり,「リアルタイムフックでなくても良いアイディア」だ.フック漏れも何のその,要は今のアイディアと同じことが実現できれば良いわけだから.プログラミングが困難を極めるなら,そっちのアプローチの方が余程楽ではないだろうか.

けれどもそのアイディアを具体的にどうすれば良いのかはまだ分からない.じっとしていてもアイディアは沸かないのでいろいろ試行錯誤してみる必要はあるのだけれども,こういう作業は得てして進捗が芳しくない.

ということで,現在のアイディアを実現するためのWindowsローダの改造方法を勉強しつつ,別のアイディアの模索を同時進行していくことにしよう.並列実行だと各タスクは遅くなるが,進捗しないということは有り得ないから,その点は有利だ.望ましくないのは,どちらのタスクも途中で「応答なし」になることだが...